Pangaea

KU Leuvenには,Pangaeaという世界各国からの留学生と現地の学生が交流できる場所があります。留学生向けのイベントやバディプログラム,ボランティア活動を企画しているようです。今回はPangaeaで開催されたLanguage Tableに参加してきました。

Language Tableでは言語ごとのテーブルに分かれてネイティブと学びたい人が話します。アラビア語,中国語,オランダ語,ドイツ語,英語,フィンランド語,フランス語,ギリシャ語,イタリア語,日本語,ロシア語,スペイン語トルコ語…など実にたくさんの言語がありました。

ちなみに,Pangaea(パンゲア)というのは,大陸移動が起こる前の超大陸を意味すると知り,まさにぴったりで素敵だと思いました。

日本語のテーブルにいても,英語を話したりオランダ語を教えてもらったりと,本当に異なる言語が飛び交っていて面白かったです。

 

なぜ海外の方が日本語を学ぶのかというのに関心があったのですが,アニメや声優好きが高じて独学で勉強したという方もいれば,はたまた書道に興味があって学んだという方もいました。また,中国語を学んでいて漢字が分かるので日本語もという方もいるようです。中国語の勉強で漢字に慣れるために日本語の新聞を読むとも言っていました。

オランダ語ネイティブのベルギーの方は,3つの公用語のうちオランダ語・フランス語が使いこなせ,ドイツ語も聞き取ることはできるそう。そのうえ英語はもちろん,中国語と日本語も話せるなんて…。オランダ語と比較して,英語とフランス語は文法が似ているけど発音が違うので話すより読むほうが得意で,日本語は漢字・ひらがな・カタカナがあるから読む・書くより話すほうが得意だと話していました。

中国語ネイティブの方と日本の若者言葉やカタカナ語についてお話したのですが,若者言葉,略語,カタカナ語は,漢字やひらがな,カタカナを持つ日本語だからこそできることとおっしゃっていました。中国語はすべて漢字のため,新しい言葉ができることは少ないそうです。しかしながら,カタカナで通用してしまう言葉にがっかりする方もいました。日本語のユニークな点の一つだと気づくことができました。

日本語で会話を楽しむ方々に出会って,私も英語を積極的に話したり,ほかの言語に挑戦したりしようと強く感じました。

 

また,日本の漫画やアニメは絶大なる人気を誇っており,『ONE PIECE』,『NARUTO』,『銀魂』,『ハイキュー!!』,『ジョジョの奇妙な冒険』,『四月は君の嘘』,『鋼の錬金術師』,『DEATH NOTE』,『Re:ゼロ』などで盛り上がっていました。さらに,初めて持ったのが日本のゲームという方も多く,ポケモンスマブラが人気のようでした。聞いたことはあるけど…やはり日本のアニメや漫画,ゲームについて詳しいに越したことはなさそうです。

ところで,なぜ日本の漫画やアニメが人気なのか気になっていました。私なりに感じたのは,大人でも楽しめる作品ということでした。なぜONE PIECEが好きなのかと尋ねると,「冒険や仲間の考え方が良い」と言っていました。日本の漫画やアニメ,ゲームが好きな人に出会ったら,引き続き尋ねてみたいと思います。