go jogging

ベルギーは今週目まぐるしく動きました。

3月16日(月)ベルギー含めヨーロッパの多くの国がレベル2(不要不急の渡航中止)になりました。

3月17日㈫,首相府より18日㈬正午から4月5日までの声明が出されました。スーパー,薬局,郵便局,銀行など必要不可欠な移動と野外での運動などに制限されています。スーパーも入場が規制され,一人ずつ30分以内だったり,郵便局でも間隔をあけて列に並ばなければなかったりします。もちろんベルギー外への必要不可欠な出国もできません。私は寮にひきこもる生活を送っています。寮内でもキッチンは一人ずつ使うなど気を付けなければなりません。

日々,在ベルギー大使館から来るメールをチェックし,コロナ関係の情報を入手し,家族,ベルギーや他のヨーロッパに来ている友人,日本にいる友人,大学と今後についてどうするか相談し…。

ヨーロッパやアメリカの学生,そしてほとんどの日本人留学生も帰国しています。

毎日増え続ける感染者数,外出規制,公共交通機関の減便…

確かに,まだ若いから万が一感染しても重症化する可能性は低いし,来年には数ある感染症のうちの一つになっているという見方もできます。しかし,それ以上に交通機関のストップや医療体制の崩壊の懸念,そして社会生活が脅かされ,帰国も厳しくなる…そんな先行きの見えない不安が頭のなかを駆け巡ります。

今帰らないと当分日本に帰れない。しかし今帰ったらもうベルギーには戻れないだろうという状況。優柔不断な私は揺れ動きまくりました。その中でも,大学の反対を押し切って滞在を続ける日本人の友人の存在は大きく,私も現地での滞在を続けたいと思いました。

幸い,寮の同じフロアには仲良くなった留学生もいて,週に何度か一緒にジョギングしてくれます。私はこのジョギングの間に英会話するのが好きです。たまに料理を分けあったりもします。そして彼女の存在もまた大きいです。

この状況下でも運動は推奨され,ジョギングやサイクリング,川でボートや公園で遊ぶ人もいます。ベビーカーを押しながらジョギングするお母さんや夫婦とすれ違うと,ほっこりした気分になりました。危なくないのかなと一瞬思ってしまったのはやはり私が日本人だからでしょうか。でも,ベビーカーに乗っている子は楽しいかもしれませんね。親子で外に出てリフレッシュするのはほほえましかったです。

ルーヴェンも今週は暖かい日が続き,菜の花が咲いています。